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SF生活日記。


by yukinkoro_sf
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車の運転免許【実技試験】

約1ヶ月以上前にカリフォルニア州の運転免許取得のため、サンフランシスコ市内のDMVで筆記試験を受けましたが、とうとう実技試験の日が来てしまいました。
実技の試験の予約がなかなかとれなかったので、こんなに間があいてしまいましたが
「まぁ、私にとってはその間が練習になるし~」と。

でも、案の定、ほぼ運転はせず、そしていつものことながら「2週間前くらいから練習すればいいや~」とのんびり構えていたら、頼りにしていた夫くんが仕事が繁忙になり、毎日帰りが遅くなってしまい、
運転をほぼしないまま、既に試験4日前となってしまった!Σ(-∀-;)

さすがの私も少し焦り、以前から名前を聞いていた自動車教習「JOY Driving School」で講習を受けることを決意。
直前なので、予約できるかどうか不安でしたが、試験日前日の夕方からならOKとのご返事!
あぁ、神様ありがとうございます。涙

車の講習は二子玉川の東急自動車学校を卒業した以来。


◆試験日前日「JOY Driving School」講習◆
JOYさんは、1日からでも講習を行ってくれます。なお、講習車は、TOYOTAの改造車。日本の自動車教習所の車と同じように、助手席にブレーキとアクセルつきです。
(あぁ、安心・・・。)
そして、自分の家まで迎えに来てくれ、講習を行ってくれるので、これまた便利。

まずは、試験のために近くの道路まで運転。私はハンドルのみ操作。
(ブレーキ、アクセルは、JOYさんが(講師Hさん)してくれます。)
そこで、20ページぐらいの手作りの教本を使って、簡単にサンフランシスコの道路事情の説明、運転の仕方を教えてくれます。

例えば、カリフォルニア州では、赤信号でも右折しても良いことになっています。
なので、右折しないと、後ろの車から「プッープッー!!」と鳴らされることも。
でも、右折しても良いと言っても、
・必ず赤信号で完全に停止した後(停止線の前で必ず完全に。これ重要!)
・他の交差点の妨げになってはいけない

そして、もし「No Turn On Red」という標識があれば、もちろん右折禁止です。

完全に停止しないで、安全だからといって徐行でまわってしまうと、チケットを切られてしまうし、実技試験も一発不合格になってしまうようです。

また、右左折するときに、自転車レーンがある場合は、実線から点線に変わったところで自転車レーンに入らなければなりません。これも入らないと一発不合格のようです。
(busstopも同様)

私はフィルモアストリートの西側辺りの道路を使って教習。
①右折のハンドル操作のみ(ブレーキ&アクセルはHさん)
②右折(ブレーキ&アクセルも自分で)
③左折のハンドル操作のみ(ブレーキ&アクセルはHさん)
④左折(ブレーキ&アクセルも自分で)

をグルグルとまわりました。

当日はもちろん英語での指示になるので、Hさんも日本語から英語での指示に徐々にシフトしていってくれます。
そして、単に右折、左折といっても、一番右側のレーンを走ってて、左折の指示が出た場合、
車線変更をしなければなりません。それも、サンフランシスコは一方通行の道路が多く、
4車線位あるので、これを、うまーく、1ブロック以内に一番左のレーンに移らなければならない。これが、また怖い・・・。

に、加え、アメリカは道路が広いとはいえ、サンフランシスコ市内はほぼ両側に縦列駐車されており、それほど広くは感じません。時々、2重に縦列駐車もしているし、工事しているところも多々あり。長くて大きいバスもいっぱい走っているし。私にとっては、かなりの難関。

と、でもとりあえず、ひととおり教習を終え、最後にパーキングとバック、各操作の英語表記をおさらいして、終了。

この時点で、受かる自信はほぼなくなりました。(最初からなかったけど。)

※JOY Driving School
1901 Old Middlefield Way,Suite11
Mountain View,California 94043

TEL:650-967-6380

なお、私の講習費は$84(100分)でした。
(教習費として決まっているようなので、tipはいらないのかもしれませんが、藁をもつかむ思いだったので、$90お渡ししました。)


◆試験日前日:夫くん講習◆
講習終了後、夕方に夫くんにメールで「講習終わった。受かる自信がまったくないーーー。」といった内容を送信。そのせいか、夜7時半頃に帰宅してきた。
そして夕ご飯終了後、夫くん「練習行くか?」と。
既に外は真っ暗で、微妙に霧も出てるけど、「あう。(涙)」と練習しに出る。

どうもSTOPサインの時に、微妙にラインを超えているらしく、それを注意される。
車線変更の時の急なハンドル操作は、夕方の講習でだいぶ改善されたみたい。ふぅ。

そして、物を食べた後(夕ご飯を食べた直後だったので)、すぐお腹が痛くなる夫くん。
途中でトイレに行きたいと言いはじめ、練習は30~40分で終了。
夫くんは、「ユキの運転で、神経を使うから痛くなった」と言い張る。


そして眠れぬ夜を過ごしました。ドキドキ。



◆◆試験日当日:夫くん講習◆◆
朝、8時半からの試験予約でしたが、6時半に起床、7時半頃に家を出ました。
もちろん夫くん、同乗。仕事前に付き合ってくれました。

そして、早く着いたので、DMV周辺を運転してみることに。
ひょえ~、車が多いっ。涙

夫くん「DMVからスタートしてみるか。自分のときは『Left、Left Turn』だったよ。」と。
そうね、最初が肝心だものね、と、私も「OK!」と、歩行者に注意しながらLeft Turn。

「わぁっ!!!違う違うっっ!!戻って戻ってっっ!!!!」

・・・やってしまいました。
DMVを出てすぐに、左折したら、そこは対向レーン。
はい、ここはアメリカ。右側通行です。

幸い対向車は赤信号で止まっていたし、右車線も車が一台もいなかったので、
のらりくらりと右レーンに移動。


これを試験でやれば、その場で終了です。
あぁ、試験前で良かった。(←試験30分前の出来事。今思うと、我ながら信じられない。涙)


◆◆◆◆試験本番◆◆◆◆
DMVの受付で実技試験の予約済みの旨を伝える。
60日間有効のTemporaryの免許(といってもただの紙切れ)を見せると、受付のお兄さんが
私の写真を見て「良い笑顔だね」と言う。
(←写真を撮るときに「Smileよっ!」と指示されたので、思いっきり歯を出して笑ってみた。)

「そのときはね。今は最悪よ。」と答える。
お兄さん「心配しなくて大丈夫だよ、気楽にね。」と。
はぁ、ドキドキ。

そして、3番の番号をもらい、車に戻って、試験順番待ちのレーンへ。
そして、私の番がやってきた!
試験官の人は中国系のおじさん。
ここで夫くんが降りる。
(←「いやぁ!降りないでぇ(涙)」とかなり心の中で叫びましたが、同乗は禁止です。一人でがんばりましょう。)
だけど、ここで夫くん、
「彼女、英語があまりできないから、ゆっくり話してあげて。あと、すごいナーバスになってるんだよ。」と試験官に話してくれた。

あぁ、良く出来た夫だ。

試験官のおじさんも「大丈夫、日本人には慣れてるよ。」と。

あ、おじさん、良い人そう♪


さて、試験本番。
まずは、各部位がきちんと機能しているか、名称がわかっているか確認される。
■Turn Signal(方向指示)
■Foot Brake(ブレーキ)
■Emergency(サイドブレーキ)
■Headlight(ヘッドライト)
■Windshield Wiper(ワイパー)
■Emergency Flasher(ハザードランプ)
■Horn(クラクション)
■Defroster(霜取り)

手信号。
LEFT,RIGHT,STOPの3種をやりました。


ここで、試験官が車に乗り込み、
「君は落ち着いて、道路の法律のみ守って運転すればいいんだ。指示はきちんと出すから、指示通りに運転すればよい。」と言われた気がする。

道路に出る前に、DMV内でバックの試験。ただ真っ直ぐ後ろにバックするのみ。
ですが、きちんと、体を右側に乗り出してバックを確認しながら、前も確認をします。
(日本と同じです。)


そして、いよいよ路上。
夫くん同様、Leftかと思いきや、最初の指示は「Right Turn」でした。その後の指示もとても簡潔な英語で行ってくれました。「Turn Right at next Signal」「Next Left」とかとか。

試験は、
■信号のある交差点での右左折
■信号のない交差点での右左折
■左右への車線変更
■路肩に寄せて止める
■路肩で縁石に沿って数メートルバックする
■駐車

があるとネット等で書かれていました(前日のJOYさんの講習でも縁石に沿って駐車する講習をやりました。)が、私の場合は
■路肩に寄せて止める
■路肩で縁石に沿って数メートルバックする
というのはありませんでした。

もしかすると、サンフランシスコ市内は交通量が多く、みな縦列駐車しているので空いている縁石を探すほうが難しいのかもしれません。

そして、くるくる指示通りに回ること、15~20分。
途中、Defrosterをしているにもかかわらず、ガラスが若干クモリ気味になると、
試験官が「暖房をいれるよ、・・・ほら、クモリがとれたでしょ?」と。
だいぶ、優しい試験官に当たったような気がする。

最後に、DMVで駐車して終了。

結果は・・・

PASSっ!!

車の運転免許【実技試験】_f0181488_523470.jpg



思わず「Really!?」と聞き返しちゃった。
わーい!!


一発不合格な行為を除いて、-15点以内なら合格で、私は-10点。
優秀とはいえない結果だけど、まぁ、とりあえず合格は合格!
あとは慣れだっ(と思う)。

夫くんも指摘していた「STOPラインを超えてSTOPしている」ところを指摘されました。
また周りの交通もよく見るようにとのこと。

見ているつもりなんだけどなぁ。


これで肩の荷が降りました。
だって、これが心配で、ハロウィンを楽しもうとする心の余裕がなかったものーー。

でも、合格したけど、夫くんからは、まだ「一人で車に乗ること禁止令」は解除されていません・・・。


これからサンフランシスコ市内で車の免許を取られる方、そのDMV付近を事前に走っておくことを強くお勧めいたします。


早く一人でどこかに行けるようになりたいなー。
by yukinkoro_sf | 2008-11-01 05:10 | DRIVING